ローカル電車の市販されたビデオに偶然映っていた男は、右京には見覚えのある男だった。5年前の9月16日に失踪し霞ヶ関のビルから飛び降り自殺した国土建設省の官僚の三島晃だったのである。三島は何故間宮駅に赴いたのか、そして何故翌日に自殺したのか?第2関越高速道路の近くの間宮駅で自殺した前日に目撃されたことに興味をもった右京は捜査を始める。その日の三島の足取りを辿ると、間宮駅近くの特別養護老人ホームにいっていることが分かった。
5年前の過去の自殺事件の調査+国土交通省の談合事件のカラクリ+平地からの飛び降り事件の謎など、ミステリ的がガシェットが盛りだくさんの内容でよいのですが、うまく融合していない感じがします。☆☆☆というところです。