高村と言う男が、1547など番号が羅列している破れた紙切れを持って、歩道橋から転落死をした。窃盗犯による強盗殺人として捜査された。右京好みの事件だとして特命係が捜査を始めた。右京は紙切れから、高村は歴史好きで千利休に詳しいのではないか、それが事件に関連しているのではないかと考える。
高村の携帯電話の通話記録によると前日に目黒のホテルに電話をかけていた。目黒のホテルで神戸と知り合いの女性と会っていたらしく、細野百合子という女性が宿泊しているか問い合わせの電話があったことがわかった。その細野は、生体組織工学センターに所属し、偶然であるが神戸の大学時代の恋人だった…。
しかし突然、刑事部長室に呼ばれて、特命係を封鎖し休暇を命じられた。右京は京都へ紅葉狩りと称して細野百合子の周辺を探る。細野の父は大学教授で元生体組織工学センター長で既に死んでおり、趣味の歴史研究として七哲庵という同人誌のメンバーに所属し、細野も高村もその一人だった。紙切れは同人誌の原稿だったのである。420年前の本能寺の変における明智光秀、秀吉、千利休、とくに利休の死の謎が事件の解決にからむと推理する…。
その後、そのメンバーの一人である占い師が殺された。同じ処に端を発した連続殺人事件ではないか…。
利休の幻の茶器をめぐる、マルタの鷹のパターンである宝物争奪戦物語なんですけど、このようなストーリーは苦手で、なんといったらよいか、視聴し続けるのが苦痛になってきた。残念なんですが☆☆★というところです。もっと謎解きミステリマインドあふれたものが見たいものです。