岡田氏が関わった「アニメ作品」「ゲーム作品」について、どのようにして自分が関わってきたかを語り下ろしたもの。ノンフィクションなのか、エッセイなのか、告白本なのか迷うのですが、非常に面白く2段組380ページ強の活字を一気読みしました。後書きで、『たった一つの主題「テーマとはなにか?」を中心軸において、これまで関わった作品や人物を語り、創作論やプロデュース論、ビジネス論や人生論まで全て語る』と述べています。
ここで「テーマ」とは、創作物において、自らの置かれている立ち位置や喜び、悩みなどをシンクロさせたものでなくてはならないとしています。これは、ジブリの映画は現代とリンクさせて亡くてはならない、東野圭吾氏の自分の意外な体験を重視するという姿勢と通じるものがありますね。
- 作者: 岡田斗司夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/10/23
- メディア: 単行本
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