ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

2023-12-07から1日間の記事一覧

『エッジウェア卿の死』アガサ・クリスティー、福島正美訳、クリスティー文庫、1993、2004ーー古典的なトリックと小ネタがいくつも絡み合う

アガサ・クリスティの第13作目の作品。比較的初期で、前後は『邪悪の家』と『オリエント急行の殺人』で調子がよいときといえるかもしれない。もっともクリスティの場合、スランプというのはなかったようだけど。 クリスティは私にとって、初めて感動した謎解…