- 作者: 大久保幸夫,大宮冬洋,畑谷圭子
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2006/06
- メディア: 新書
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●夫婦の年齢差別婚姻件数をみると,「7歳以上年上の男性と結婚した女性は全体の1割しかいない」(46ページ)となっているらしい。そうなんですか。カミさんに,その話をしてみると,「そういえば,私の周りでも1人しかいないなあ」とのこと。ぼくの周りでもいたかなあと考えてみても,二組ぐらいでしたね。世代を超えたコミュニケーションが取りにくくなっているのですから,当たり前といえば当たり前ですかね。年齢が離れた夫婦って,男性が年上だと羨ましくなりますが,リアルに想像すると,なんか難しいかもしれないですね。
しかし,「男性は31歳を過ぎると年下との結婚願望が強くなり,40歳を超えると少なくとも5歳以上若い女性と結婚したいと考えているという結果が出ている」(134ページ)には,もう男はしょうがないというか,駄目ですなあ。男性として,気持ちは分かるんですけどねえ。自分の価値を客観的に把握できないんでしょう。自分が女性だったら,どんな男性を求めるかを考えたらいいんですけどねえ。
●現代の男性は,女性に「付き合ってください」と告白できない,としています。これはよく理解できますね。「なぜ自分から言い出さないのか。最近の男性に特徴的なのは,「傷つくのが怖い症候群」だ。自分の言動で傷つくのが怖いのではなくて,その反応で自分が傷つくのが怖いのだ」(161〜162ページ)というのは,ぼくにとってはそのとおりですね。だから,冗談っぽく言うとか,考えましたが,そうするとスルーされてしまう。だから,傷つくのを怖がっちゃいけないんですけどね。でも,中坊の頃から現在まで,フラれるのを繰り返しますと,ますます臆病になって,トラウマになり,傷つくのが怖くなりますね。モテる人はいいんですよね,成功率が高いから,次があると思えますものね。
●「心理学者のマーラビアンは,実験の結果から,対人態度=表情×55%+音声×38%+会話×7% という法則を導き出している」(206ページ)。最近『見た目が9割』というタイトルの新書がありましたが…。どうなんでしょう?
●「実は,このような初歩的なコミュニケーション力の欠如という問題は,しばしが就職力の観点で語られることでもある」(207ページ)。これはポイントですよね。モテる人の人生って,すべての物事がうまく運んでいるように見えまするというのは,そういうことなんでしょう。
他に,労働の問題も書かれていますが,これは後日に,他書とからめて,書くつもりです。
それにしても,下記の男性の発言はかっこいいなあ。まあ,自分の中で想定している相手がいるようですからね。いいんじゃないでしょうか。
「エロくて教養のある女。結婚したら民法上は浮気できないわけだから,夜の生活で一生飽きない女性じゃないと。あと,俺は趣味が多いし政治経済にも関心があるから,何も考えていないような女は嫌だね」(104ページ)