ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

 『ローマ人の物語 (6)(7) ― 勝者の混迷(上)(下)、塩野七生、新潮社、2002

 「ローマ人の物語」シリーズを年一つずつ読んでるなあ。偉いなあオレ。
 本作では、カルタゴ滅亡語の紀元前2世紀半ばからカエサル出現までの物語。スキピオが死に、具ラックス兄弟が改革に失敗し、マリウスが出現し、スッラが秩序を戻し、ポンペイウスがオリエントを制覇するまで。「混迷」といいつつも、順調な気がします。共和制の下の軍隊のあり方ですが、なんとなく現代のアメリカに似ているかなあ。

ローマ人の物語 (7) ― 勝者の混迷(下) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (7) ― 勝者の混迷(下) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (6) ― 勝者の混迷(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (6) ― 勝者の混迷(上) (新潮文庫)