『その女アレックス』で評判を得たルメートルのデビュー作。『死のドレスを花婿に』が破たんしていたので、もうルメートルは読まなくてよいかなと思っていたら、その後に翻訳されいる作品の評判が良いことから、とりあえず順番に進めるということで手に取りました。
犯人像が似たものとして、超有名なあの作品とあの作品が思い浮かびます。でも、読者サービスが旺盛で、文体なのか、シーンの切り取り方が上手いのか、キャラクター描写が上手いのか、帯の通り「史上最悪の犯罪計画」と書かれているとおり、よくわからない魅力があるということで、☆☆☆☆というところです。