2008-01-01から1年間の記事一覧
何と、今シーズン初めての生観戦。テレビでレッズ戦を見ても、今シーズンは全く面白くないんですよねえ。でも、やはりACL、しかもガンバ戦ですから、はるばる埼スタに行ってきますた。2失点はセットプレイからで、完全にディフェンスを崩されたとはいえませ…
経営思想家ドラッカーの資本主義社会後の世界について語った書。この資本主義社会でいわゆる勝ち組になるには、専門性ともいえる知識が必要ではないかなと常々思っておりまして、でもそれが富の集中と結びついている、いわゆる行き過ぎた知識社会も間違って…
森博嗣氏の第3作目の作品。S&Mシリーズ3作目。私が読むのは2作目ですが、クラッシックな謎解きミステリの感が強いですなあ。新しいという感じがしません。だから最低限の面白さは保証されていますね。本作のトリックそのものは、まあミステリをよく読んで…
部屋のあまりの汚さと散らかりように少々あきれていたので、掃除と片づけをした。本が本棚からあふれて、畳に積んでいる山がいくつもあって、少し揺れたりさわったりしただけで、その山のうちのいくつかは、すぐに倒れてしまうのである。 そのために2冊ぐら…
池袋のジュンク堂で購入。このシリーズの原画展やってましたね。カラーページのものがあって、雑誌連載を読んでいない私にはよかったです。 1巻と同様、4つの短編が収録されており、相変わらずうまいなあと感心したり。中学生の恋愛話のところなど、昔の氷…
ディック・フランシス全41作中第3作目の作品。いわゆる名作。読むのは、おそらく3回目ぐらい。一度目は高校の時で、文字通り寝食を忘れてむさぼり読んだものです。同時のベスト10セレクトなどで、どうして本作が入らないのか訝ったものですね。今回再読し…
新世代の著者が書く話題の社会批評集。小説、映画、マンガ、テレビドラマ、アニメなどをはじめとする膨大なサブカルチャー群を紹介した上で、永遠の課題である「どこから来て、今どこにいて、どこへ行くのか」を語った大著。本書の今を語る「サヴァイブ感」…
弁護士ペリー・メイスン・シリーズ全82作中40作目の作品。だから中期ですね。先日読んだクーンツの『ベストセラー小説の書き方』では、お勧めの作家として、ガードナーを選んでいませんでしたね。謎解きミステリだったからでしょうか。 私は、以前からの、ま…
このようなワンテーマにまつわる編著の書籍・雑誌って、割合好きだったりします。さまざまな視点で語られるため、そのテーマの全体像について、コンパクトにまとめられており、また興味があるところのどこから読んでも良いものだからです。例えば、昔の宝島…
2002年発表の作品で、第55回日本推理作家協会賞・第23回日本SF大賞受賞作。推理作家協会賞を受賞したからといって推理小説というよりは、半村良の系譜を継ぐ、伝奇小説であり、そういう流れで受賞したのでしょう。アラビアの夜の種族〈1〉 (角川文庫)作者: …
精神科医と幻想ホラー作家の「狂気」をテーマにした対談集。学究的なものじゃないので、気軽に読むことができます。てっきり、平山氏のカウンセリング的な要素が大きいのかと思ったら、そうではありませんでした。「狂い」の構造 (扶桑社新書)作者: 春日武彦…
ジェイムズ・クラムリー氏=米国の推理小説作家 ジェイムズ・クラムリー氏(米国の推理小説作家)米ワシントン・ポスト紙(19日付)によると、16日死去。68歳。米テキサス州生まれ。1978年に発表した、酔いどれ探偵の姿を詩情豊かに描いたハードボ…
保険調査員ブラッドステッター・シリーズ全12作中第5作目の作品。このシリーズの最大の特徴は、探偵役であるビラッドステッターがホモセクシャルであるということであるが、本シリーズを読むたびに、その設定はいったい何の意味があるのだろうと思わずにい…
ネット上で一部のUMAファンに盛り上がってるインドの漁村で捕獲された、鮫にもワニにも似たトゲトゲの怪魚、通所ウモッカ。それを探しにインドに向かうお笑いノンフィクション。読み物として面白いです。怪魚ウモッカ格闘記―インドへの道 (集英社文庫)作者: …
筒井康隆氏の数少ないミステリ小説のひとつ。なんて言ったらよいのでしょうか、今でいうプリーストのような小説です。って、本来は逆ですが。最後まで読んだ後、もう一度、最初から、トリックを確かめてしまいました。ストーリーを紹介したいのですが、設定…
『チーム・バチスタの栄光』の著者が書く新たな死亡診断システムを提唱しています。発売当時、さまざまな新聞・雑誌などでインタビューを受けていましたね。それだけ、社会問題として取り上げやすいテーマでありますし、現在の診断システムの惨さが際だって…
ランスデールを読んだこともないし、『ボトムズ』というタイトルから、何となくサイコ・スリラーかなと敬遠していたのですが、たまたま書店で手にとってカバーのあらすじを読むと、キングの 『スタンド・バイ・ミー』やマキャモンの『少年時代』のような感じ…
ビッグコミックスピリッツ 2008年 9/26号 [雑誌]出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/09/06メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (4件) を見る 『ヤングサンデー』の休刊に伴って、主力マンガを移籍させてのリニューアル装刊で、本…
コリン・デクスターの全14作中第4作目。モース主任警部もの。CWAシルヴァー・ダガー賞作。1979年に原著が発行されて、その翌年には翻訳されているということは、非常に人気があったんですね。このシリーズは、モースのアクロバットな推理を読むというよ…
スタンリー・ヘイスティングズ・シリーズの第4作目。私が読んだのは1995年11月発行の第4刷だから、結構売れたのかな? 相変わらずの軽ハードボイルド小説です。絞殺魔に会いたい (ハヤカワ・ミステリ文庫)作者: パーネルホール,Parnell Hall,田中一江出版…
本書は、2006年の第27回吉川英治文学新人賞受賞作。エンタテインメント職人作家・今野敏氏のファンを超えて受け入れられた出世作なのでしょう。私にとっては初めての今野敏氏であります。警察小説の傑作ということで手にとってみました。隠蔽捜査 (新潮文庫)…
■『のだめカンタービレ #21』二ノ宮知子、講談社、2008 静かなる動きがあり。雑誌連載で読んでいる時はそれぞれ面白いのですが、単行本になるとまたひと味違います。のだめカンタービレ(21) (KC KISS)作者: 二ノ宮知子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/0…
短いものから長いものまで、身近なものから身近でないものまで、調べて文章にする、つまりノンフィクションの書き方を極めて分かりやすく説明したマニュアルで、このようなことを体系的に教えてもらってもいない、学んでもいない、観察して自己流にしていた…
ウールリッチの長篇18作のうちの第5作目の比較的初期の作品。また、いわゆる「黒(ブラック)」のシリーズの第3作目。私が読んだのはポケミスですが、なんと2005年に文庫化されています。黒い天使 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 373)作者: コーネル・ウー…
ベストセラー小説の書き方 (朝日文庫)作者: ディーン・R.クーンツ,Dean R. Koontz,大出健出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 1996/07メディア: 文庫購入: 70人 クリック: 386回この商品を含むブログ (94件) を見る 1980年代におけるエンターテイメント小説…
戦後からデビューし活躍した謎解きミステリ作家・鮎川哲也の第2あるいは3長篇。鮎川氏の代表作であり、謎解きミステリの年代をこえて読まれるべき傑作でしょう。 というのも、オリジナルのトリックが用いられているからです。このトリックは結構流用されて…
「ポニョ」の評論や感想が非常に多く、結構読んでいます。2ちゃんねる以外は。面白かった派も面白くなかった派もそれぞれ妥当ですよね。だって、どちらも宮崎駿氏の新作映画に対して、何を求めているか、その違いによって異なっているに過ぎないから。私は…
短編ミステリを読みたいと思い、昔、光文社から発行されていた海外ミステリ専門誌『EQ』(「エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン」と呼ぶのか?)の1997年11月号を書棚の奥の奥のほうから引っ張り出してきた。通巻120号で創刊20周年記念特大号として特…
ミステリマガジン 2008年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/03/25メディア: 雑誌 クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見る 関口苑生氏のエッセイが興味深かった。出版不況でことに海外ミステリの売れ行きの落ち込みが激しいこと…
幽霊 (ハヤカワ・ミステリ文庫―87分署シリーズ)作者: エドマクベイン,井上一夫出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1990/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る 87分署シリーズ全53作中第32作目。いつものリアリスティックなストーリー展開に加え…