フランスで複数の賞を得るなど評判を得たサイコ・サスペンス・ミステリ。ジェローム・ルブリの第3作めの作品。
新聞記者のサンドリーヌ・ヴォードリエは、祖母の訃報を受けて、祖母が住んでいた孤島に渡った。その孤島に着くと、戻る交通路は10日後となるという。孤島に閉じ込められた彼女が体験したものとは…。
この後、祖母の孤島での体験などが綴られ、さらにサンドリーヌは島から逃亡し、サンドリーヌを保護した警察は、サンドリーヌの証言から子供の失踪事件の捜査を始める。
このようにストーリーは一転二転していく。ラストは、まあ驚愕の展開になっていくのだが…、リーダビリティは高いので、☆☆☆★といったところです。フランスミステリのある特徴を備えた作品といっていいを思われます。